肩と肘とスポーツ整形外科 バーチャルクリニック「大阪医大(現 大阪医科薬科大学病院)への手術見学」

大阪医大(現 大阪医科薬科大学病院)への手術見学

先日、大阪医大へ三幡先生の行う上方関節包再建術を見学してきました。
広範囲腱板断裂に対する腱板修復術は再断裂率が高く、いまだに治療戦略が定まっていません。
そのなかで、三幡先生の上方関節包再建はシンプルでありながら良好な成績が報告されており、近年注目されている術式です。
この日は、TSA+上方関節包再建と従来のASCRの2件を見学することができました。
今年の4月から、国内でもリバース型人工肩関節(RSA)が使用できるようになり、広範囲腱板断裂の治療は新たな局面を向かえています。しかし、適応や合併症を考えるとRSAはやはり最終兵器という位置づけだと思います。
そうなると、上方関節包再建は心強い武器になると感じました。この日得た経験を大切にしたいと思います。