2012/7/19~21 4th JOSKAS @沖縄
沖縄で開催された、4th JOSKAS(日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会)にて
臨床研究の成果を発表してきました。演題は「鏡視下腱板断裂術後にドレーンは必要か?」というものです。
従来から、習慣的に鏡視下腱板修復術後にドレーン(関節内に溜まった血腫などを外に排出するためのチューブのことです)を
留置することが多かったのですが、その効果についてきちんと評価された報告はありませんでした。
今回、大久保病院でのデータを解析した結果、ドレーン留置のメリットはなく
むしろ痛みが増強するという結果でした。
今後、この知見が一般的になり、同じ手術を受ける多くの患者さんの利益につながれば嬉しいです。